(871)Bianchi ARIAに乗って姫路へ~2回目のクラクション~

山陽電鉄の踏切を渡り、少し北へ進むと大通り。
250号線に出た。
「確か、この道を西へ向かったら新幹線の高架が見えるはず…やな」
「根拠も自信も大してあらへんけど、まぁ、何とかなるやろ」
クランクを回す。

と、「あるやんけ」。
高架が見えた。
正直言って、自分の勘の鋭さにたじろいだね。

高架の北側と南側に車道があり、また、それぞれの車道脇には歩道が設置されている。
ロードバイクに乗る俺としては、当たり前のように車道を選択。
南側の車道を進む。

右手に高架が続き、左手には民家と田畑が少し。
マイペースに脚を回しながら、「ほんま、退屈な道やなぁ」。
景色が退屈で面白くない。
走っていて、まったく面白くない。
が、ふと思った。
「逆に、『退屈じゃない道』、『面白い道』って何やろ?」
頭に浮かんだのは、高架や民家など一切無く、道の両サイドに実物大のザクやゲルググなどモビルスーツがずらっと並んでいる景色。
かなり興味深い。
ただ、「走るのに集中でけへんやろなぁ」とも思う。

「まぁ、そんな道、存在せえへんけどな」
妄想を終え、前を向く。
「そっれにしてもなぁ…」
またひとつ文句を呟きたくなった。
「そっれにしても、道幅、狭いよなぁ…」
交通量は多くないため、常に神経を尖らせる必要など無い。
しかし、交通量0…というわけでもない。
たまに車から追い抜かれる際、一瞬「こっわ…」と思う。

「道幅、もうちょっと広かったらなぁ、走りやすくなるし車にも迷惑を掛けへんねんけどなぁ」
そう思いながらクランクを回していると、「プップー!」。
背後からクラクションが鳴り響いた。
「あぁ…」
できるだけ、やれるだけ車道の左端に寄り、「はい、どうぞ」と車を通す。

「う~ん」
どうも腑に落ちない。
何も、俺は車道の真ん中を走っていたわけではない。
最初から車道の左端を進んでいた。
「どうせえっちゅーねん?」と思う。
また、同時に「クラクションを鳴らすほどのことか?」。

何だろう?
考えれば考えるほどムカムカする。
「くっそ…」
「気に入らんな…」
信号待ちで停車している車のドアを蹴りまくり、運転席から運転手を引きずり下ろしてボコボコにした後、「クラクション鳴らす時は相手見ろよ!」と叫ぶ。
とまぁ、そんな妄想をしつつ、歩道に上がる俺
もう、クラクションを鳴らされるのは嫌だ。

つづく

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