(877)Bianchi ARIAに乗って姫路へ~空きっ腹に絶品カレー~

輪行バッグを背負い、トロトロ…トロトロ…とフロントへ進む。
「いらっしゃいませ」
女性のフロントスタッフから宿泊カードを受け取り、「面倒くさ…」。
今回に限ったことではないが、ある程度走って疲れた後、チェックインの際に宿泊カードを書く作業は煩わしい。
俺は1秒でも早く部屋で横になりたいのだ。
「えと、KRM…っと」

次に、夕食について聞かれた。
「『日替わり定食』と『カレー』、どちらにしますか?」と。
「おっ!」
お待ちかね、無料の夕食。
俺は、ほぼこのためだけに「姫路駅前ユニバーサルホテル南口」を選んでいる。

さて、考えよう。
おそらく…だが、「日替わり定食」に近いものは、明日の朝食にも出される…はず。
なら、「カレー」が正解か?
ただ、辛いものが苦手な俺からすると、あまり本格的なカレーを出されても困る。
いや、ちょっと待てよ。
ここはインド料理屋ではない。
ホテルだ。
普通に考えて、万人受けする味に違いない。
「じゃあ、カレーで」

食券札とルームキーを受け取り、部屋に向かおうとしたところ、フロントスタッフより「レストランは20時までです」と。
「ヤバいな…」と思う。
休憩を繰り返し、ダラダラと走ってきたせいで、既に19時を回っている。
「はい」
急いで部屋に行き、荷物を置いてすぐに1階レストランへ向かった。

入口付近で悩む。
「ホール係、おらんなぁ」
「どこに座ったらええねん?」
「適当に座ってええんか?」
「何か、変わったレストランやなぁ」
「あっ!」
理解した。
レストラン…と言いつつも、学食や社食と同じスタイルなのだ。
トレーを持って厨房に進み、食券札を渡せばいい。

カレーにコロッケ、温玉、漬物、デザート。
「いいねぇ」
ルーを少しスプーンにすくい、そして口に含むと、「辛すぎない!イケる!」。
俺の舌に合うようで、ほっとした。

そう、ほっとしたところで、俺は考えなければならない。
コロッケと温玉をカレーに乗せるか、それとも別々に食うか。
まず、「温玉コロッケカレー」をイメージする。
コロッケの甘味と、温玉によるマイルドな味わいが合わさり、更にカレーが食べやすくなりそうだ。
ただ、見た目が良くない。
カレーの上がごちゃごちゃしているのは、俺の流儀に反する(気がする)。
ならば、それぞれを別々に味わおう。

カレー、コロッケ、カレー、コロッケ…を交互に食べ進め、途中、温玉に玉子つゆを掛けて一口で流し込む。
「美味い!」
「本気で美味い!」
何だろう?
それぞれが特別に美味いわけではない。
ただ、全体をひとつのパッケージとして捉えると、堪らなく美味い。
何だろう?
いい意味で、上等な学食、社食という感じが。
「あぁ…、ええもん食ったわぁ…」

心も腹も満たされたが、もう少し食べよう。
俺は、ご当地グルメの「姫路おでん」を食べたい。
「とりあえず、外に出よかぁ」
ルームキーをフロントスタッフに渡し、駅前に出た。

しかし…だ。
俺は大事なことを忘れていた。
「今、まん防やんけ…。どこも20時閉店ちゃうんか…?」
仕方が無い。
コンビニに寄って柿ピーと酒を買い、部屋で飲むことに。
姫路おでんは、また機会があれば食べてみたいと思う。

つづく

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