(878)Bianchi ARIAに乗って姫路へ~私は40代の男性です~

朝6時に起きる。
何も、自然に目が覚めたわけではない。
俺には無理にでも起きる理由があり、アラームをセットしておいたのだ。
「さぁ、6時半からの朝食、一番乗りして食ったるで!」

風呂に入り、着替えを終えて準備万端。
ただ、1階のレストランが開くまで、まだ少し時間がある。
暇潰しにテレビをぼんやり見ていると、6時40分になった。

「あかんわ、あかんわ」
急いで部屋を出て、エレベーターに乗る。
まぁ、一番乗りは無理でも、俺の分は余裕で確保できるだろう。
それにしても残念なのが、バイキングではないこと。
今のご時世、コロナ…コロナ…コロナ…だ。
まん防もまだ解除されていない(この時点で)。
となると、ホテルが決めた種類のおかず、量で構成された朝定食のようなものが提供される(はず)。
それは納得できる内容なのか?
期待もあるが、不安も大きい。

レストランに入ると、洋食と和食、ふたつのセットが用意されていた。
和食の方は、焼き魚がメイン。
「骨、取るん面倒くさいしなぁ」。
洋食のトレーを持ち、席に着く俺。

どうも気に入らない。
見た目が気に入らない。
1泊5,000円のホテル。
その朝食に多くを求めるつもりはないが、おかずの皿を見て「う~ん」。
首を捻る。
ミートボールにオムレツ、ナポリタン。
それ自体に不満は無い。
ただ、量が少ないため、皿の上には空白が目立ち、随分と貧相に見える。
「ほんま、まん防じゃなかったらバイキングやったのになぁ…」
「バイキングやったら、この皿はスッカスカじゃなかったのになぁ…」
「あぁ…、かわいそうなボク…」

まぁ、いい。
悲観的になったところで現実は変わらない。
有り難く朝食を頂こう。
右手に箸、左手に飯椀を持つ。
そして、「さぁ、食おか」のタイミングで箸が止まった。
「ふりかけ、どうする?」

「プラン、練り直さなあかんなぁ」
考える。
当初、味の濃いミートボールとご飯を交互に食べ進む…を軸に、タイミングを見計らってサラダやオムレツを味わうつもりでいた。
しかし…だ。
問題はふりかけだ。
ご飯にふりかけを掛けると、ふりかけとミートボールの味がバッティングしてしまう。
「お前、アホか?」と思われるかも知れないが、俺はこういう細かいところにこだわる。
ならば…だ。
プランを練り直そう。
ご飯とふりかけをペアにし、ミートボールはサラダとペアでいこう。
いや、ちょっと待て。
当初の予定通り、ご飯とミートボールを軸に食い、ご飯をお代わりしてふりかけと食べれば良いではないか。
完璧なプランだと思う。
ただ、よく考えてみると、ご飯のお代わりができるかどうかは分からない。
厨房に行って「お代わりできますかね?」と確認を取るのも、こっぱずかしい気がする。

「参ったなぁ」
「どうしょうか?」
ふと思い浮かんだのが、当初の予定通り、ご飯とミートボールを軸に食べ進め、残ったふりかけを…だ。
「SUPER VAAM」を補給する時のように水で流し込む。
どうだろうか?
いや、それでは味わえない。
美味しそうとも思えない。
なら、どうすればいいか?
考えていると、「はっ!」。
俺は我に返った。
「こんなもん、40を過ぎた男が真面目に考えることか?」。

つづく

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