(887)Bianchi ARIAに乗って姫路へ~贅沢なサイクリングコース~

いい加減な記憶だが、前回、姫路城の天守を見たのは8年前(だったような)。
ロードバイクに乗って赤穂へ向かう途中、前を通り過ぎた。
その際、修復工事中の天守は鉄骨に包まれ、味わいも何も無し。
しばらくして修復を終え、ネットニュースを見たところ、「白すぎて小綺麗になった天守は、何やろ?逆に違和感あるわぁ」。
がっかり。
まぁ、主観の話です。

天守をぼんやりと眺め、「さぁ、走ろか」と思ったが、どうも引っ掛かる。
姫路城の中(正確には姫路城公園の中)を、ロードバイクで走っていいものか?
ど田舎の誰も来ないような城跡の場合、何の問題も無いと判断し、容赦無く走るが、姫路城は違う。
世界文化遺産であり国宝だ。
細かいルールがあって当たり前…な気がする。

「そう言えば…」
ふと思い出した。
大手門をくぐった辺りで、3人のミニベロ乗りが談笑している光景を見た。
おそらく、彼らは城の中を走った…のだろう。

考える。
「城内をミニベロで走るのはOKですが、ロードはダメです」
そんな規則は、普通に考えてあり得ない。
「遠慮無く行こか」
サドルに跨がる。

と、ここで、ちょっと聞いてほしい。
子供の頃から城が好きで、あっちこっちの城を巡った俺からすると、感じるのだ。
「城には格がある」と。
城素人からすると、「城=天守」だろうが、城好きにとっては、櫓も堀も石垣も評価対象となり、トータルで評価する。
そして、そこには格が生まれる。
姫路城の石垣を見るに、「やっぱり格が高いよなぁ」だ。

ついでに、聞いてほしい。
このブログを読む人の中で、城好きがいるとは思えないが、もうちょっと語らせてほしい。
もしも…だ。
この記事を切っ掛けに、あなたがほんの少しでも城に興味を持ったら、岡山に行ってほしい。
岡山には、「津山城」がある。
一部の櫓は復元したが、塀も櫓も天守も無い、荒廃した城跡。
ただ、「壮大な城塞」の痕跡を残している。
残しまくっている。
「ここに櫓があってんなぁ」とか、「天守台があるなぁ。ここに天守があってんなぁ」。
そんなことを想像すると、面白くて仕方が無い。
想像するのが面倒なら、熊本城がお勧めだ。
が、5年ほど前か。
熊本城が地震で崩壊するニュースを目にし、俺は心を痛めた。
現時点で、どれだけ復興しているのだろうか。

クランクを回す。
周りに人はいないが、暴走はしない。
左手に石垣、そして天守。
城好きには堪らない風景。
天守を中心に、反時計回りに進みながら、「俺、めちゃめちゃ贅沢なサイクリングコースを走ってるなぁ」と思った。

つづく

にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする