(923)疲れ、そして悩む俺は、新西宮ヨットハーバーへと走った。-1

大した成果を挙げているわけでもないが、何故か残業を繰り返す日々。
やっと休日を迎え、「疲れたわぁ」と布団の上でゴロゴロする俺。
天井を見詰めながら考えることは、仕事のスケジュール。
そして、私生活での悩みごと。
「あ~あ」
俺は、対人関係で悩んでいる。

じめじめとした気分で、じめじめとした部屋に1日中閉じ籠る…のは、貴重な休日を無駄にする。
そう頭では分かっているが、動けない。
布団の上から動けない。
「あかんわ…」
「このままじゃ、あかんわ…」

考える。
動く切っ掛けを考える。
おそらく…だ。
そのうち、喉が渇いて台所に向かい、俺は水を飲む。
飲んだ後、布団に戻り寝転がる…前に、ジャージに着替えよう。
サイクルジャージに着替え、走りに出よう。

「で、どこに向かって?」
考える。
重たい気分を吹き飛ばすには、綺麗な景色を見る…のが効果的(かも知れない)。
「うん」
天井を見詰め、ひとり頷く。
「うん、うん」
綺麗な景色が見えるところに向かって走ろう。
「で、その綺麗な景色が見えるとこって、どこ?」
「具体的にどこ?」
また考える。
考えて考えて、そして閃いた。
「新西宮ヨットハーバーはどうやろ?」

新西宮ヨットハーバーには、何年か前に訪れている。
まぁ、俺はヨットを楽しむ趣味も無ければ、所有する経済力も無い。
ただ、ロードバイクのハンドルを押して歩き、係留されたたくさんのヨットを眺めただけ。
そう、眺めただけ…だが、自分のヨットでも無いくせに、優雅な気分になれた(ような記憶がある)。
「うん、気晴らしにええなぁ」
「ナイスアイデアやわ」
と、急に喉が渇き始めた。

連発する信号や飛ばしまくる車を避けるルートを考え、そして進む。
まずは武庫川団地へ向かい、そして鳴尾浜へ。
鳴尾浜からは、阪神しまなみ海道を経由して西宮浜。
新西宮ヨットハーバーは、そこにある。

一応、説明しておく。
阪神しまなみ海道は、阪神間の人工島、東から鳴尾浜、甲子園浜、西宮浜、芦屋浜、深江浜を橋で結んだコース。
尾道~今治間のしまなみ海道と違い、距離はかなり短い。

で、阪神しまなみ海道における、唯一の関門、鳴尾橋のスロープに出た。
鳴尾浜と甲子園浜を繋ぐ鳴尾橋…へ登るスロープ。
「あぁ…、厄介やわぁ…」と思う。
スロープの傾斜は大したものではない。
ただ、途中、踊場でUターンし、助走0の状態から再度登り出すのが辛い。
俺の脚力とテクニックでは、「勘弁してくれよ…」だ。

「登らなしゃあないしなぁ…」
勢いよくスロープを駆け上がり、踊場で方向転換。
「おっらぁ!」
気合いを入れて脚を回す。

「はぁ…」
「はぁ…」
「登り切った…」
脚を止め、深呼吸。
鳴尾橋から武庫川の景色に目を移す。
「体も心も疲れてるから…、走って気分転換したかったのに…、余計に疲れてもうたやんけ!」

つづく

特に面白い展開にはなりませんが、話は続きます。
いつも読んでくれている人は、既に悟っていることでしょう。
まぁ、そんな感じですが、これからも応援してね。
確実に押してね。
↓↓↓↓↓

にほんブログ村 その他日記ブログ 40代男性日記へ
にほんブログ村

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする