(1006)ロードバイクに乗って、徳島のデビルマンを見に行こう!-1

「近々、鳴門に行きませんか?」
Nさん(50代 男性 趣味は釣り)から誘われたのは、2ヶ月ほど前だったと思う。
「あぁ、いいっすね。行きましょうか」
「では、日にちや待ち合わせ時間など、決まったら連絡しますね」
「はい、宜しくお願いします」

過去にも書いたが、Nさんは真鯛を釣りに鳴門へ行く際、俺にも声を掛けてくれる。
彼の車にロードバイクを積んでもらい、鳴門では釣りとライド。
お互いに好きなことをして、日帰りの旅を楽しむわけだ。

「○○日はどうですか?」
数日後、Nさんよりメールが入る。
「○○日ですね?分かりました」
指定された日に向け、仕事を早めに消化していると、「すみません。○○日は無理になりました」と。
俺からすると「どっちやねん?」だが、何やら彼の周りで不幸があったらしい。
仕方が無い。
まぁ、この時、俺は俺で母親の胃がん騒動の真っ最中。
結果的に、中止になってよかったと思う。
仮に決行していても、母親のことが気になって、旅を楽しめなかっただろう。

「××日はどうですか?」
しばらくして、またNさんからメール。
「××日ですね?分かりました」
再度、仕事のスケジュールを調整したが、「作業ボリューム、えげつないな…」。
残業しても追い付かないと判断し、仕事を家に持ち帰り、寝る時間を削って処理する日々。
「あぁ…」
随分と苦労した。

出発の前日、Nさんからメール。
「待ち合わせは3時15分、いつもの場所で」
3時15分とは、昼の3時15分ではない。
朝の、夜中の3時15分だ。
今始まったことではないが、釣り人と行動を共にするのは本当に辛い。
「普通、寝てるやろ?」という時間を、待ち合わせ時間に指定するのは勘弁してもらいたい。
「めちゃめちゃやな…」
ひとり文句を言いながら、俺は返信した。
「待ち合わせ時間、場所ともに承知しました。とても楽しみにしています」

仕事を終えて家に着くと、すぐに日付が変わった。
スマートフォンのアラームを1時45分にセットし、布団の中へ。
と、「もしも起きられへんかったら…」。
そんな不安を覚え、1時50分のアラームを追加。
「OK。よし、寝よか」
布団を顔まで被る。
しかし、どうも安心できない。
念のため、1時40分のアラームも追加。

目を閉じて、そして思う。
「1時間ちょいしか寝られへんけど、少しでも眠った方が絶対ええもんな。全然違うもんな。うん」
ここで、もうひとりの俺が呟いた。
「中途半端に寝るよりも、起きてた方がええんちゃうか?遅刻は回避できるぞ」
「まぁ、それもそうやけど、やっぱりなぁ」
「いやいや、起きとけ。遅刻したら信用を失うぞ」
「でもなぁ…」

「気持ちは分かるけど、起きようや」
「う~ん、ほんま少しでええから寝ときたいわ」
「おいおい、起きられる保証なんて無いんやぞ」
「えぇ、どうしよ…?」
布団の中で自問自答を繰り返していると、「ジリジリジリーン!」。
アラームが鳴った。

風呂に入った後、荷物をまとめていると、「もう3時前かぁ」。
結局、一睡もせず家を出た。
「あぁ、しんど」
ハンドルを押しながら待ち合わせ場所へ向かう。
その足取りは、かなり重い。

つづく

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