(1011)ロードバイクに乗って、徳島のデビルマンを見に行こう!-6

鳴門駅の近くまで来た…のはいいが、これからどこへ走ればいいか決まっていない。
悩む。
ジャージのバックポケットからスマートフォンを取り出し、時間を確認すると、「9時半かぁ」。
この時、近くで真鯛を釣っているNさん(50代 男性)たちとの待ち合わせ時間は13時。
「3時間半で有意義なライドをするには、どのルートでどこを目指せばよいか?」を考え始めたところで、「立ち止まって考える時間そのものが勿体無いわ」と判断。
とりあえずクランクを回す。

鳴門駅を中心に、3時間半で行って帰って来れるコース。
「どっかあれへんか?」
頭に浮かんだのは、「道の駅 第九の里」周辺。
第一次世界大戦のドイツ軍俘虜に関する施設がある。
ただ、過去に何度か訪れたが、近すぎて3時間半も潰せない。
となれば、「撫養城」周辺か。
「いや、あかんわ…」と思う。
「もっと近いやんけ…」

時間に余裕があれば、「高松」や「うだつの町並み」など選択肢はいくらでもあった。
しかし…だ。
俺は車の中で寝すぎた。
どっぷりと寝て、スタートが遅くなりすぎた。
まぁ、仕事でバタバタしている日々の中、無理に時間を作り、一睡もせず早朝に出発。
そして、鳴門まで来たのだ。
「そら、眠くなるのが当たり前やで。悲惨な状況で、俺はよくやってるよ」と思う。

「本当に、よくやってるよ」
自分を肯定しつつクランクを回す…のは結構だが、問題は何も解決していない。
「3時間半で有意義なライドをするには、どのルートでどこを目指せばよいか?」
早く決めなければ、時間だけが過ぎていく。
「う~ん」
「あ~」
考えるのが面倒になってきた。

と、その時に閃いた。
「このまま進んだらええやんけ」
これまで何度か走った道だ。
徳島市の中心部に出ることを、俺は知っている。
「OK。徳島に向かおかぁ」

徳島市の中心部。
通り過ぎたことは何度もあるが、観光した経験は少ない。
と言うか、たったの1回。
しかも、徳島城や駅前をうろうろした程度なので、内容も乏しい。
しかし…だ。
俺は知っている。
徳島市には最高の観光名所がある。
それは、「徳島のデビルマン」だ。

「往復で30㎞~35㎞ぐらいやろ」
「それなりに走れて、時間も潰せるわ」
「うん」
「あ」
「あら?」
行き先が決まり気が緩んだのか、何かおかしい。
真っ直ぐ進んでいるつもりでも、左へ左へと傾いているような。

普段、車道の左端でクランクを回していると、背後よりダンプカーやトラックの存在を察知し(音でね)、「もうちょい端に寄っとこか」となるが、何か違う。
何の意図も無く、左に寄ってしまう。
「あかんわ」
歩道に逃げ、脚を止める。
「あかんわ…。眠たなってきたわ…」

3分ほど休憩した後、また車道に出たが、すぐに「あかんわ…」。
自然に、左へ左へと寄ってしまい、真っ直ぐ進めない。
まぁ、車がびゅんびゅんと走り抜ける右側に寄る…のに比べると、まだマシだ。
でも、怖い。
右か左かではなく、真っ直ぐ走れないこと。
それが怖い。

「あかんわ…。ついさっき休憩したけど、また休憩しよ…」
「しゃがんで、ちょっと目を閉じたいわ」
「5分でも」
「あぁ、何や?バイパスか?」
「あそこの下で休憩しよか…」

つづく

いつも読んでくれて有り難うございます。
これからも読んでくれると嬉しいですが、大した話はありませんので。
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