(1026)ロードバイクに乗って、徳島のデビルマンを見に行こう!-16

鳴門まで、あと10㎞も無い。
30分ほどクランクを回していれば、Nさん(50代 男性 鳴門で真鯛釣りをする人)たちとの待ち合わせ場所、渡船乗場に着く。
「OK」
ライドの終わりが見えた。

渡船乗場の駐車場に駐められたNさんの車。
そのトランクにロードバイクを積み込んだ後、俺は何をすればよいか?
釣りをする彼らを待つ間、近くのコンビニで缶ビールを買い、車の中で一杯やるか。
いや、それよりも…だ。
後部座席のシートを限界まで倒し、とにかく寝たい。
とことん寝たい。
確か、「鳴門を離れる前に、徳島ラーメンを食って帰りましょう」。
そんな話をしていたが、俺はパス。
パスでいい。
車の中でゆっくり眠りたい。

眠っている間、Nさんは淡路島のSAで休憩を取るだろう。
それも含めて、家まで3時間ほどか。
家に着けば、荷物をそこら辺に放り、ジャージを脱いで布団の中に。
しっかりと寝たい。
徹底的に寝たい。

目が覚める頃、ベランダの外は暗くなっているだろう。
「飯、どうしょうか?」
布団の中で考える。
王将が開いている時間なら助かるが、閉まっていれば近所の焼鳥屋に向かうか。
ビールを飲みながら、厚揚げ、皮のタレ、ささみを食べ、最後に焼おにぎりと鶏スープを注文しよう。
「OK」
それなりに、腹が満たされる(はず)。

さて、クランクを回しつつ、先のスケジュールを考えるのはいいが、ちょっと待て。
気懸かりな点がひとつある。
「あぁ、今日のライド、ブログに落とし込みにくいよなぁ」
「トータルで30㎞ぐらいしか走ってへんし」
「機関車とデビルマンを見た以外は、特に目を引くもんも無かったしなぁ」
「あんまりなぁ、面白いもん、書けそうにないよなぁ」
まぁ、普段から面白い記事を書いているわけではないが、それでも悩む。
一応、悩む。

ならば…だ。
嘘を書くのはどうか?
「余裕だったぜ!鳴門から室戸岬へ往復270㎞ライド!」
実際には、鳴門-徳島間の30㎞しか走っていないが、少しぐらい話を膨らませてもいいだろう。
まぁ、室戸岬へは数年前に走った経験がある。
記憶を辿ればそれなりの文章を書ける気がする。
そこに、Google検索で海岸や山道の適当な画像を引っ張ってきて、嘘にまみれた記事の完成。

「でもなぁ…」
信号待ちの間、考える。
「嘘はあかんよなぁ…」
「なんぼ面白いもんを書きたいからって、嘘はあかんよなぁ…」
「面白くなくても、本当に自分が走って見たもの、感じたことを書かなあかんわぁ」
そうだ。
面白くなくても真実を書くべき。
真実を書こう。
「あぁ、潔い自分、大好き…」
自己愛に包まれたところで、この話は終わる。

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