(1045)ロードバイクに乗って泉州を走る、墓参りライド~VSベネズエラの太陽~

26号線を南へ進む。
家を出て、ここまでの走行距離は15㎞ほど。
全く大した距離ではないため、脚は元気。
まだまだ走れる。
余裕で走れる。
が、どうもおかしい。
両腕が痛い。
二の腕が痛い。

信号待ちの間、「水分補給しとこか」。
ボトルケージに手を伸ばたところ、「ほとんど空やな」。
歩道に上がり、自販機で水を買う。
ペットボトルのキャップを開け、次にサイクリングボトルの蓋を開けよう…としたが、開かない。
「え…?」
手に力が入らない。
そして、腕が痛い。

「おっらーー!」
気合いを入れて蓋を開けよう…としたが、開かない。
「おっらーー!」
「…」
とりあえず、落ち着こうと思う。
「うん」
ロードバイクを壁に立て掛け、ボトルを股に挟む。
「おっらーー!」
蓋はついに開いたが、二の腕がめちゃめちゃ痛い。

クランクを回しながら考える。
「俺の両腕は、どうなってんねん?」
それなりの距離を走り、脚が痛い…と感じたことはある。
何度かある。
が、二の腕が痛い…は珍しい。

数年前、Bianchi ARIAを買い、初めて鳴門~高松間(120㎞ほどか)を走った時は、腕にも掌にも痛みを覚えた。
俺にとって初のエアロロード。
おそらく、慣れないポジションのため、「痛い…」だったと思う。
ただ、もう十分すぎるほど慣れている。
今更、腕に痛みを感じることは無い(はず)。

「じゃあ、何で?何で痛いんやろ?」
考える。
もしかして、昨日か一昨日かは分からないが、家で酔っ払った際、トイレに行く時にでも壁にぶつかったのかも知れない。
「いや、それは無いわ」
即、打ち消す。
壁にタックルして右腕だけ痛い…なら分かるが、両腕はさすがに無いだろう。
両方やってたら、さすがに俺はアホすぎるだろう。

信号待ちの間、考える。
「じゃあ、何でや?」
ふと思い浮かんだのが、昨日のこと。
昨日は会社の大掃除。
それなりに重たい荷物を持ち上げ、あっちに移動させ、こっちに移動させ…と奮起した。
普段、パソコンと向き合っているだけの俺が、柄でも無く力仕事をした。
「あ、それでかぁ。筋肉痛かぁ」

「バチーン!」
膝を叩く。
納得した。
大いに納得した。
が、ちょっと待て。
俺にとってはハードでも、一般的な男性にとっては重労働でも無い気がする。

「俺、ひ弱すぎるんちゃうか?」
自分に矢印を向ける。
確かに、俺の腕はふにゃふにゃ。
全く鍛えていない。
「俺、ひ弱すぎるんやわ…」
たまにボクシングを観ていると、「やりようによっては、俺、勝てるんちゃうか?」。
そんなことを考えることもあるが(ボクシング経験無し)、絶対に無理だ。
確信した。

—————
リング上で、褐色の肌を持つ男と向き合う。
「へへっ、ベネズエラの大将、かかってきな」
カーロスが繰り出すパンチをすり抜け、「うぉーー!」。
俺の右ストレートがカーロスの顔面をとらえる。
よろけるカーロス。
ダウン寸前のカーロス。
しかし、「うぎゃーー!」。
俺の右腕が粉砕骨折。
俺、ダウン。
再起不能。
—————

といった展開になりかねない。
「うん、無理やな」

つづく

いつも読んでくれて有り難うございます。
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