(62)結局、ペンギン歩きをする。SPD-SLペダルとシューズを買いました。-1

ロングライドで淡路島に行った帰り、いつものように、休憩をとろうと明石市役所の近くにあるコンビニに寄った。
目の前に海が広がるこのコンビニを、俺は気に入っている。

コンビニ前の駐車場に入り、左足をくぃっと回してビンディンペダルからシューズを外そうとした時、妙な違和感。
いつもなら、軽く左足をひねって「バチン!」という音がするのだが、それは無く、2、3回ひねってやっと外れた。
「ちょっとおかしいな。いつもと違うな」とわかっていながらも、ハイチュウやのど飴、水などの買い物をして、店を出た。

途中、赤信号で停止しようとした時、更なる異変に気付く。
左足が、ペダルから離れない。
仕方がないので、右足をひねって、右足で着地し、停止する。
これはまずいことになったと思った。
帰るまで、左足はペダルに固定されたままだ。
基本、道路の左端を走るロードバイクは、重心を車とは逆側、つまり左側に置いて停止するのだが、それができなくなった。
その点に気を付けて、家までの約40㎞を走らなくてはいけない。

なんとか家に着き、マンションの1階から俺の部屋に上がろうとしたが、左足がペダルと固定された状態なので、ロードから降りることができない。
仕方がないので、左足だけビンディンシューズを抜き、ペダルに固定させたまま、俺はロードを担いで階段を上がった。
この時、右足は靴を履いているが、左足は靴下だけの状態なので、「誰ともすれ違わないでくれ」と真剣に念じる。
俺にも世間体というものがある。

部屋に入り、ロードを玄関の脇に立て掛け、固定されたビンディンシューズとペダルを分離する作業に入った。
無理だ。
力業では無理だ。
ここは冷静になろうと、ロードを見つめながら一息着く。
誰も乗っていないのに、ペダルにシューズが乗っかったロード。
なかなかシュールな光景だ。
他人事なら笑えるが、自分のことなら、頬がピクリとも動かない。
さて、どうしたものか。
ネットで調べてみて、いろいろ試してみるが、事態は変わらなかった。

「新しいのを買うしかないか」
悩んだ結果、出た答えがこれだ。
このビンディンペダル、値段がそれなりにしたと思うが、毎日俺に踏まれ、本当に頑張ってくれたし、俺としても十分に元を取ったと思っている(別れ方は、少々情けないが)。
よく考えると、サドルバッグ(サドルの下に着けるバック。予備のチューブや軍手などを収納する)に六角レンチが入っていたのに、明石のコンビニで異常を感じた時、何故俺はメンテナンスをしなかったのだろうか。
そうすれば、こんなことになっていなかったのかも知れないのに。
反省しても、もう遅いですね。
やはり、また、いつもの「俺は梅田のウエムラサイクルパーツに向かった」になるようだ。

※この記事は、2019年2月22日、俺が別のブログに投稿した文章を、加筆、修正したものです。

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