(106)夏物のアンダーウェアを着て、軽く傷付いた俺。

寒い時期、パールイズミのアンダーウェアを着て、冬を過ごした。
ロードバイクに乗る時も、仕事や遊びに行く時も。
この冬物のアンダーウェアは、俺の生活にとってかかせないものとなった。

夏になる。
暑い中、半袖ジャージを着てロングライドに出る。
途中、水やのど飴を買いにコンビニに寄る。
そして、「あ~、さっむ」と思う。
俺は、体質的に、自然の寒さより、冷房による寒さの方が苦手なのだ。

対策を考えてみた。
サイクリング中はそこそこ涼しく、そして、コンビニの冷房の辛さを軽減してくれるもの。
「ジャージの下に、夏物のアンダーウェアを着たらどうだろう?」
俺は、梅田のウエムラサイクルパーツに向かった。

夏物のアンダーウェアが何種類か陳列されている。
特にこだわりもないので、俺の信頼するメーカー、パールイズミの物を手に取った。

白い長袖のアンダーウェア。
「日焼けの元になる紫外線をカット!」とかなんとか説明書きがあるが、それは別にいい。
日焼けしようがしまいが、夏でも冬でも、俺はもともと色黒な方だ。
「よく汗を吸って、すぐに乾かすよ!」とも記載されている。
手に取ったアンダーウェアを見ると、確かにやってくれそうなメッシュ素材である。
快適にサイクリングできそう。
これは、買いだ。

家に帰り、さっそく着てみた。
苦しくない程度に、体にフィットする。
上から夏物のジャージを羽織っても、ごわごわしない。
うん、重ね着しても問題なさそうだ。
「明日から、これを着てサイクリングしよう。いい買い物をした」と思い、俺はジャージを脱いだ。
鏡には、夏物のアンダーウェアを着る俺の上半身が映っている。
ふと、胸元に目が行った。
フィットしたウェアを着ているので、ぷくっと乳首の輪郭が浮き出ている。
「女性ならセクシーに見えるが、おっさんの俺の乳首には、見る価値が無い」と思い、目を逸らそうとしたが、ひとつ気になる。

白のメッシュから透けて見える俺の乳首。
「え、こんなに黒かったか?」
俺は、普段、自分の乳首なんて気にして生きていないが、何年振りかに見たそれは、想像を超える黒さではないか。
逆に、40過ぎのおっさんである俺の乳首がピンクだったら、それはそれで気持ち悪いが、それにしても黒すぎないか?
他人事なら、「おいおい、君はなかなか遊んでるねぇ」などと、くだらないことを言う余裕はあるが、自分のこととなると話は別だ。
まぁ、こんなもん、悩んだところでどうなるものでもないが…。

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