(512)Continentalのジムバッグ

先日のビワイチでフロントタイヤが破損した。
同行者のSさん(三重県在住 40代 男性)にタイヤブートを貼ってもらい、とりあえずは走破したが、「飽くまでも応急処置なので」。
Sさんに言われたその言葉が引っ掛かる。

「イレギュラーな出費は痛いけど、新しいタイヤを買っとかんと、安心してロードバイクに乗られへんしなぁ」。
と言うわけで、梅田のウエムラサイクルパーツへ。
所狭しと商品が陳列される店内。
隙間のような通路を進み、奥にあるタイヤコーナーにたどり着いた。
「クリンチャータイヤは、やっぱりContinentalやな」。
「うん、悩む必要なんか無いわ。GRAND PRIX 4000SⅡもATTACK&FORCE(フロントとリアのタイヤセット)も長持ちしてくれた」。
「期待以上やったわ」。
「あ、でも、ビワイチでパンクしたタイヤは、3ヶ月ほど前に買ったGRAND PRIX 5000やったよな…」。
悩む余地が生まれた。

MICHELIN、vittoria、Panaracer…。
売場を一周回って、結局Continentalの陳列棚の前に戻る。
「よし。もう一度、ドイツ人を信じてみよう」。
GRAND PRIX 5000に手を伸ばす。
と、視界の隅に、透明のビニール袋に包まれたATTACK&FORCEの箱が見えた。
「えぇ?」。
何か違和感を覚える。
「おかしい。3年前やったか4年前にこれを買ったけど、様子が違うよな」。
「ビニール袋に包まれてなかった。俺が買ったのは、箱単体やったよな」。
「うん」。
ATTACK&FORCEを手に取ってみると、「特典:ジムバッグ付属!?」。
「前はこんなん付いてなかったぞ!」。
「よし、買いやな」。
レジに進む。

帰宅。
そして、軽く戸惑う。
Continental GRAND PRIX ATTACK&FORCE(特典:ジムバッグ)。
勢いで買ったのは良いが、開封して「ジムバッグ…。あぁ…」。
Continentalのロゴ、跳ね馬がなかなかの存在感を発揮している。
率直に言って、「まぁまぁダサいわぁ…」。

これまでの人生を振り返る。「おー、この馬のマークがプリントされたTシャツ、格好ええなぁ。買いやな」などと思ったことは、一度も無い。
RALPH LAURENのポロシャツを着ている人を見て、「格好ええなぁ。馬、ヤバいよなぁ。俺もこんなん着たいわぁ」と思ったことも無い。
俺の中で、馬とファッションは全く結び付かない。

しかしだ。
ジムバッグはジムバッグ。
使ってなんぼ。
機能性で評価を下すべきだ。
と言うわけで、ジョギングの際に使ってみたが、ショルダーベルト(ってか、紐)がすぐに肩からずれ落ち、話にならない。
まぁ、いい。
まぁ、それはいい。
そもそも、ランニングバッグではない。
ジムバッグは、ジム通いに使うバッグなのだ。
が、ふと気付いた。
「俺、ジム通いしてないやん」。
「ただ体を鍛えるために入会金を払った上に、毎月利用料払わなあかんって、俺にはそんな発想無いもん」。

ランニングバッグとしては使い物にならず、ジムバッグとしては永遠に使う機会の無いContinentalジムバッグ。
「何か有効な利用法は無いか?」と考えてたところ、「ロードのタイヤのおまけで付いてきたもんなんやから、サイクリングに使ったらええやん」。

正直、輪行を必要とする旅行において、ジムバッグは小さい。
着替えなどの荷物一式入るほど大きくない。
使えない。
が、近所を走る分には邪魔にならないし、サコッシュよりも大きいため、「走った帰りに買い物をするのに便利ではないか?」。
そう考え、サイクリングのついでに尼崎の商店街で買い物をしたところ、「これは唯一無二やな」。

使い勝手の良さを実感し、サイクリングにおいてジムバッグは離せないものになった。
いや、もう最近はサイクリング関係無く、普段の生活において背負っていることが多い。
コンビニの有料レジ袋に金を払うのがアホらしいので、「袋は結構です」と店員に伝え、精算を終えた後、商品をジムバッグに入れる。
それが日常。
もう、生活必需品ですわ。
また、「だっさい馬マークやなぁ」と感じていたContinentalのロゴが、最近は「むしろ格好いい」とさえ思える。
愛が芽生えてきた。
バッグひとつで満たされた毎日を過ごせるとは、自分のことながら不思議な話だ。

ちなみに、このContinental GRAND PRIX ATTACK&FORCE(特典:ジムバッグ)を買ったのは、約1ヶ月前。
タイヤの交換はまだしていない。
忘れてた。

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