(26)サイクリングをする時は、目を守ろう。アイウェアをかけよう。-2

川沿いのサイクリングロードを走っていると、土手の上からママチャリに乗ったおじいさんが降りてきた。
おじいさんが俺の前を走り、俺は後ろにはりついた形になる。
おじいさんのスピードがあまりにも遅いので、俺はストレスを感じ、右から追い抜こうとしたところ、「やばい」と思う間もなく、俺は転倒した。

サイクリングロードの一部に、風の影響なのかわからないが、いつも砂がたまっている箇所がある。
先日、雨が降った後、そこに轍ができてしまい、不覚にも俺は踏んでしまった。
それが、転倒の原因かと思う。
なんて不幸なんだ。

前を走るおじいさんからも、脇のベンチで座っているおじさんからも、「兄ちゃん、大丈夫か?」と声をかけられる。
彼らの好意に対し、俺は「死にかけてるわ!」と声を張り上げるわけにもいかない。
「大丈夫です」と口では言ったものの、本当は大丈夫じゃなかった。
倒れた時、無意識に手をついたのか、右手親指の付け根がかなり痛い。
後々、内出血して、箸を持つのも苦労する。
他に、ジャージの肘の部分。
破れてはいなかったが、少し傷んでいた。
パンツの膝には穴があいてしまい、そこから出血した肌が見える。

木にロードバイクを立てかけ、外れたチェーンを元に戻す。
ブレーキがまともに動くかチェックする。
ブラケットに傷が入っていたが、フレームは無事のようでほっとした。
気を取り直し、家まで約10㎞の距離を走る出す。
困ったことに、右手首の親指付け根が痛くて、右ブレーキをかけるのが困難だ。
なるべくブレーキをかけなくてすむよう、かなり徐行して走った。

家に着いて、もう一度ロードバイクに破損がないかチェックする。
ジャージとパンツも再度チェックしたが、パンツは棄てるしかない状態だった。
肘や膝も見たが、本当は痛いくせに、「子供の頃、何度も経験した擦り傷程度だ。痛くない」と自分に言い聞かせる。
パンツがダメになったのは、本当にショックだったが(1万円ぐらいしたのにもったいない…)、諦めるしかない。

一通りチェックを終え、頭にのっけていたアイウェアをとって、こたつの上に置こうとした時、気づいた。
片方のレンズが無い。
転倒した時に、どこかにとんでいったのだろう。
「スペアのレンズがあるので、まぁええか」と思ったその後、「あ!」と叫びそうになる。
「転倒後、俺はレンズが片方無いアイウェアをかけて、家まで10㎞走ったのか…」。
その絵を想像すると、死ぬほど恥ずかしくなった。

※この記事は、2019年1月29日、俺が別のブログに投稿した文章を、加筆、修正したものです。

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