(227)Racing Zero Niteを届けてくれた佐川急便の兄ちゃん。-1

俺にとって、今では硬さにも慣れ、「ゴォォー」と唸るような風切り音が心地好い、FULCRUMのホイール、Racing Zero Nite。
これを買った時の話。

もともと、FFWDのF4Rというカーボンチューブラーホイールを所持していたので、「しばらくはホイールを買う必要無いやろ」と考え、あっちこっち走り回っていた俺。
ところが、まぁ、初めから(F4Rを買う時から)わかっていたことだが、ロングライドのたびに、憂慮すべき点がひとつ、どうも頭から離れない。
それは、「チューブラーはパンク修理が面倒くさい」ということ。
ホイールからタイヤを剥がし、タイヤからチューブを引っ張り出し、パンク箇所を見つけてパッチゴムを貼り…、チューブをタイヤに戻してから、針で縫い…と、面倒くさい。
「なら、予備のタイヤを携帯して走ればいいじゃないか?」とも思ったが、荷物になるのが嫌だ。
というわけで、「近所を走っててパンクするのはまだええけど、遠出してる時にパンクしたら最悪やなぁ…」と、不安を抱えながら脚を回す日々を送る。

俺なりの対策としては、出発前、タイヤを入念にチェックすることで、最悪の事態を回避してきたが、根本的な解決にはならない。
「他に何かいい案は無いかな?」と考えたところ、完成車を買った時に付いてきた、アルミクリンチャーホイール、FULCRUMのRacing 7を押し入れから引っ張り出し、ロングライド用に使うことにした。
が、「乗ってても、何かしっくりけえへんよなぁ」と感じ、「いっそのこと、ロングライド用として、そこそこいい感じのクリンチャーホイールを買おうかぁ」。
検討を始める。

Mavic、Vison、Campagnoloなど、メーカーや販売店のサイトを一通りチェックしたところ、候補に挙がったのが、FULCRUMのRacing 3。
だいたい、60,000円台で買えるようだし、安いお店では40,000円未満のところもある。
「まぁ、この価格帯やったら、俺も助かるわ」と、買う1歩手前まできたが、「ちょっと待てよ」。
「もうちょい、検討しろよ」と、俺に注意を促す俺。
「わかりました。OK」。
一度、頭を真っ白にして、再度、FULCRUMのページに目を戻す。
そして、悩んだ結果、素直に「これ、欲しい!」と感じたのが、Racing Zero Nite。

Racing Zeroは、FULCRUMのアルミクリンチャーホイールで最高クラスになる。
さらに、「Zero」の後に「Nite」が着くと、えらいことになる。
俺には簡単にしか説明できないが、リムにプラズマ電解酸化処理(なんか知らんがすごそう)を施すことで、強度を高める上、ブレーキ性能も向上。
「ブレーキ性能かぁ。これ、かなり大切なことやな」と思う。
雨の中を走って、ひゃっとした経験がある俺には。
また、特殊な処理をしているからだろう。
ブレーキ面が黒く、見た目がめちゃめちゃ良い。
通常、アルミホイールのブレーキ面は銀色なのだが、カーボンホイール(ブレーキ面は黒)を使う俺にとって、銀色はぐっとこないのだ。
そこで、アルミホイールでありながら、ブレーキ面が黒のRacing Zero Nite。
「しぶすぎる…」。
ただ、「よし、購入決定!」とはならなかった。
何しろ、値段が高過ぎる。
3年ほど前の話だが、Racing Zero Niteの定価は、190,000だったと思う。
「無理じゃ!」。
「カーボンチューブラーのF4Rより高いやんけ!」。

しばらくは、Racing Zero Niteのことを忘れ、今まで通り、Racing 7でロングライドに挑んだが、ある理由で俺に追い風が吹いた。
それは、「ワイドリム化」だ。

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