(239)困った…。オリジナルジャージをオーダーするのだが…。-2

去年の夏のこと。
オリジナルのチームジャージをオーダーする過程の話。

オーダーするメーカーは、パールイズミに決まった。
オーダーできる最低枚数5枚を、メンバー3人でどう割り振るかも決まった。
それぞれのサイズも決まった。
後は、デザインをどうするか?

デザインについては、俺なりにアイデアがあった。
イメージとしては、ラグランシャツ。
色は、胸が白で袖がカーキ。
あちこち走って、いろんなロード乗りとすれ違ったが、カーキを取り入れたジャージは見たことが無い。
「白にカーキ。斬新でええやん」と、想像するだけで、自分のセンスに酔いしれる。
ただ、白に紺も捨て難い。
単に、俺の趣味なのだが、白紺が好きで、普段着も白紺を取り入れている。
「地味だが綺麗」。
俺はそう感じる。
迷って時間を浪費するのもなんなので、「多数決で決めよう」と思い、チームのメンバーにメールをした。
「お任せします」。
うん、やっぱりか。

結局、「白がベース。袖は紺の長袖ジャージ」を前提に、引き続き、デザインの詳細を考える。
完成図をイメージすると、この時点では、まだまだ余白が多い。
「とりあえず、肩には桜やな」。
ずっと前から、野球やサッカーの代表戦を観て感じていた。
いまいち、「日本」って感じのユニフォームに見えない。
その点、桜のジャージ(ラグビー)は、しっくりくる。
去年、花園に観戦しに行く前、ラグビー日本代表ジャージを買い、「やっぱりこれやな」と確信した。
「我々は日本代表でもなんでもないけど、桜マークを取り入れよう。場所は、肩にしよう」。
決定。
他の余白については、胸に「TEAM KRM」。
そして、背中には、行き付けの飲み屋のマスコットキャラクターでいく。

パックマンのゴーストのような、マスコットキャラクター。
飲み屋のマスターは、味だけではなく、内装や展示している小物にもこだわるタイプなので、店のマスコットキャラクターも、センスのあるデザイナーに作ってもらっているはず。
「あの、ここのお店のマスコットキャラクター、使わせてもらえませんか?実は…」。
マスターに事情を説明すると、「これを着て自転車に乗ってくれると、うちの宣伝にもなってくれますね」と、快諾してもらえた。
著作権についても問題無いらしい。
さっそく、俺のスマートフォンに、画像データを送ってもらう。
「よし、これで、やっとパールイズミ指定のテンプレートにイメージを記入できるな」。
俺は、少しほっとした。

が、パールイズミのサイトから、テンプレートをダウンロードする際、「ファイルはai形式」、「イラストレーター推奨」の文言を目にする。
「え、イラストレーターって、俺、使ったことないよ…」。
仕方がない。
さっそく本屋に走り、「イラストレーター入門」みたいな本を買う。
そして、パソコンをイラストレーターが使える環境にし、入門書を読みながら操作してみる。
最後のページに辿り着くまで、1週間近くかかったが、「仕事に直結するわけでもなく、金にもならんことに必死になる俺、ちょっと好き」と思った。

もう一度、オリジナルジャージを頭の中で整理し、やっと、テンプレートを開く。
代表者の欄には俺の名前「KRM」、チーム名の欄には「TEAM KRM」と記入。
「パールイズミの担当の人は、これに目を通した時、『自分の名前をチーム名にするなんて、どんだけ自分が好きやねん!?』って思うんかな…」と、俺は少し躊躇したが、ここは開き直ろう。
「『自分、大好き!』でいいじゃないか」と自分に言い聞かせる。
サイズも枚数も記入し、長袖ジャージの絵型に、イメージを反映させる。
「できた…。しぶすぎる…」。
さぁ、パールイズミにメールで送付しよう。

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