(241)困った…。オリジナルジャージをオーダーするのだが…。-4

オリジナルジャージのバックプリントに、バリアフリーマン。
それをイメージする俺。
「しぶい…。しぶすぎる…」。
さらに、バリアフリーマンをチョイスした自分自身が誇らしい。

漫画「キン肉マンⅡ世」におけるバリアフリーマンには、登場時、「あんまり冴えへん超人やなぁ」という印象を受けた。
が、右腕から爺(ジージョマン)が出現。
衝撃が走る。
「え、この爺が本体か!?斬新!」。
俺は、一瞬で心を奪われた。

「バリアフリーマン…。我がチームのジャージに相応しいぜ」。
ほくそ笑む俺。
「斬新さ」という点においても相応しいが、それだけではない。
バリアフリーマンは、介護施設で働く優しき若者ニルスと、関節技の達人爺ジージョマンが合体した超人だ。
つまり、「ふたりでひとり」。
「チームのスローガンとしては、最高じゃないか!」と思う(まぁ、メンバーは3人なんですけどね)。
とにかく、我がチームにとって、結束の証となるのだ!
バリアフリーマンジャージが!

というわけで、ネットでバリアフリーマンの画像を物色した。
が、よくよく考えてみると、著作権の問題がある。
ゆでたまご先生にメールして、「バリアフリーマンジャージを作りたいんですけど、いいですかね?無料で」、「うん、いいよー」なんて、都合良く話が進むわけも無い。
常識で考えて。

「なら、有効な打開策を見出だそう」と、頭をフル回転したところ、ひとつ案が出た。
そもそも、バリアフリーマンをそのまま使うと、著作権の問題がある。
が、ここはひとつ、発想の転換だ。
筋肉質でパンツ一丁の爺のフリー素材を使えばよい。
「俺は天才か?」と思った。

爺がバックプリントのジャージ。
イメージしてみると、意味がわかないし、極めてださい。
しかし、苦肉の策なのだ。
メンバーには、事情を説明して、納得してもらうしかない。
が、納得してもらえるだろうか?
悩む俺。
「もし、自分がメンバーの立場だったら」と考えてみる。
「ジャージができました。はい、15,000円」と言われ、筋肉質なパンツ一丁の爺がプリントされたジャージを手渡された時、俺はどう感じるだろうか?
「こいつ、血迷ったか?」と思うだろう。
そして、血管がぶちギレるほど、怒り狂うだろう。

「あかんな…。爺案も却下」。
そんなこんなで、チームジャージを作る話で盛り上がってから、1年が経つ。
俺は、あと数日後、メンバーとの飲み会に顔を出さなくてはいけない。
間違いなく、「ジャージの件、どうなりました?」と聞かれるだろう。
「何と答えればいいのか…?」。
そんなことを考えながら、俺は、最近、憂鬱な日々を過ごしている。

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