(269)お腹いっぱいです。LAZER BULLET2.0 AF

「あ、BULLET2.0や!」。
体が自然に反応し、至近距離でジロジロ観察しようとした時、俺に気付いた眼鏡の店員さんが、「どうぞ、よかったら手にとって被ってみて下さいね。鏡がそこにありますので」と声を掛けてくれた。

前面にたくさんの穴(通気孔)があるオーソドックスなヘルメットとは違い、鏡に映るセミエアロのヘルメットを被った自分を見ると、「来てるな(俺に時代が)」と、好印象を持つ。
ただ、サイズが少し大きい気がしたので、他にもサイズがあるか、また、カラーがあるか等、店員さんに聞いてみた。

「BULLETは、MかLしか製造されていませんね」。
「カラーは、このチームカラーのレッドか、普通のレッドのみ在庫があります」。
チームカラーのレッドとは、UCIワールドチームであるチーム・サンウェブのモデル。
「格好いい。格好いいねん…。ほんまにいい色してるんやけど、俺、特にサンウェブのファンってわけでもなくて…」。
少し悩んだ後、「普通のレッドのんも見せてもらえますか?」。
店員さんは脚立に足を乗せ、上の棚から赤い箱を取り出してくれた。
「これが普通のレッドのMです」。
手にとってまじまじ見てみると、これはこれでいい感じだ。
被ってみても、俺はさておきヘルメット自体は格好いい。
すかさず値段もチェック。
なかなか安くしてくているではないか。
「これ、買います」。
保証書に何やら書いてもらい、精算を済ませ、俺は店を出た。
もう、テンション上がりまくり。

家に帰り、あらゆる角度から箱を見る。
早く箱を開けたい気持ちでウズウズするが、「落ち着け」と自分に言い聞かせ、ただ手にとった箱を見るだけの時間を大切にする。
「味わい深いぜ。何、書いてるかわからんけど」。

箱を開けると、まずヘルメットバッグ。
ぱっと見、ただの黒い袋だが、「LAZER」のロゴが存在感を発揮している。
輪行の際、これにヘルメットを収納し、肩に提げて電車に乗る自分を想像すると、「自分大好き」。

他には、シールド用のポーチ。
使うかどうかわからないが、額で心拍数を測るライフビーム。
これ単品で10,000円ぐらいするのだが、BULLET2.0の初回限定を買うと、0円。
おまけで付いてくる。
かなり得した気分になる。

マニュアルを広げてみる。
が、英語。
訳す気になれない。
面倒くさい。
一瞬、「英検3級の実力を発揮しよか」とも思ったが、やっぱり面倒くさい。
仕方がない。
絵を見て理解しよう。

マグネットで装置できるシールド。
実は、以前から憧れていた。
2年前か3年前、OGK KABUTOのAERO-R1がリリースされた記事を見て、「これや!」と感じた。
「この脱着式のシールド、めっちゃ格好いいやん」。
「こんなん欲しいわぁ」。
とまぁ、やっと夢が叶ったところで、BULLET2.0にシールドを取り付けてみた。
乗り手の実力は抜きにして、いかにもやってくれそうな雰囲気を醸し出している。
「いいねぇ」。
箱と同様、角度を変えてじっくりと凝視する俺。

ヘルメット後部に装備されている、LEDリアライト。
これはかなり助かる。
俺がぼんくらだからか、たまにテールライトの充電を忘れ、家に帰ってから「後ろ、無灯火やったんや…」と気付くことがある。
そんなもしもの時、LEDリアライトが役に立ってくれそうだ。
「さてと」。
俺は立ち上がり、部屋の電気を消す。
真っ暗にしてから、LEDライトを点灯、点滅。
点滅、点灯。
繰り返す。

もう、このヘルメット、BULLET2.0を被って走る前から、ギミックに触れてお腹いっぱいだ。

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