(118)頼むから、俺を眠らせてくれ。ジロ・デ・イタリア2019。-4

2014年、ベルキン社がスポンサーを撤退。
2015年、ベルキン・プロサイクリング・チームは、チーム・ロットNL・ユンボとしてスタートした。
なんでも、オランダの宝くじとスーパーがスポンサーになったそうだ。
なかなか馴染みのない名前だが、ヨーロッパを中心とした自転車文化は、スポンサー名も含めて、日本人の俺には新鮮だ。

BianchiがロットNLに供給した、Oltre XR2を含む4台のルックスは、ヴァカンソレイユやベルキンほどの斬新さが無く、少しがっかり。
チェレステをベースに、スポンサーのロゴと少しの黄色があしらわれたOltre XR2。
「市販のOltre XR2と、ほとんど一緒やんけ」と思った。
今のユンボ・ヴィスマもそうだが、チェレステをベースにしつつも、もっと大胆なカラーリングにしてほしいね。

この年、グランツールにおいて、ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランスともに、1人ずつ個人総合成績で10以内に入ったが、俺としては、あまり興奮を覚えなかった。
が、翌2016年、Bianchi乗りの人は、感じた日々があるだろう。
「激アツ」と。

ジロ・デ・イタリア2016 第15ステージで、ロットNLのプリモシュ・ログリッチェ選手が区間優勝したが、激アツなのは、ステーフェン・クライスヴァイク選手だ。
第14ステージで、総合首位に躍り出た。
リーダージャージであるピンク色のマリアローザを身にまとい、それを誇示するかのように駆け抜ける。
通常、ロットNLのジャージは、黄色をベースとしたジャージなのだが、第14ステージの時点で総合首位のクライスヴァイクは、マリアローザを着なくてはならない。
と言うか、誰もが憧れるジャージ、それを着る権利を得た。
このピンクのジャージにあわせて、チェレステにピンクをあしらったクライスヴァイクのOltre XR2を、Twitterか何かで見たが、やっつけ仕事感満載で、「フェイクニュースか?」と本気で目を疑った。
このブログの読者で暇な方がいれば、是非、ネットで探してみて下さい。
きっと、共感できると思う。

画像をTwitterか何かで見たが、やっつけ仕事感満載で、「フェイクニュースか?」と本気で目を疑った。
このブログの読者で暇な方がいれば、是非、ネットで探してみて下さい。
きっと、共感できると思う。

クライスヴァイクは、第16ステージ、17ステージ、18ステージとマリアローザ、個人総合首位の座を守り、第19ステージを迎える。
ちなみに、ジロを含むグランツールは、第21ステージまであり、クライスヴァイクが栄冠を掴むのは、時間の問題だったという見方もできなくはない。
「あと一歩」という表現も正しいと思う。
ただ、現実の彼は、地獄への階段を一段、また一段と下っていたのだ。

当時の俺は、ジロをDAZNかスポナビの動画配信サービスで観ていたが、第19ステージの夜(日本時間)は、寝ていた。
ぐっすりと。
起きてから、スマホでジロの速報記事に目を通したところ、叫びそうになった。
朝一番で、「ガッデム!」と。

Bianchiにまたがったクライスヴァイクが、ジロを制覇する。
そう信じた俺は、あまりにも残酷な現実を目の当たりにする。
率直に「フェイクニュースか?」と思った(2回目)。
ここ数日、「ついに俺の時代が来たか」と思っていたのに(クライスヴァイクと俺は、親戚でもなく、普通に赤の他人だが)、来なかった…。

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