(124)すね毛問題について考える。ロード乗りのマナー?俺は男なんだ。-3

ロードバイクに乗る時、すね毛を剃った方がいいか?
俺なりに、剃るメリットと向き合ったが、「別にどうでもええわぁ」となり、すね毛放置でサイクリングにいそしむ日々を送った。

ところが、ある日、転機が訪れる。
ちょっとした知り合い(おっさん)と酒を飲みながら、世間話をしていた時のことだ。
「えらい日焼けしてますねぇ」
「へぇ、サイクリングで遠出しましてねぇ」
毎年、夏になると、幾度となく繰り返される、この会話。
いつも通り、「どこ行きはったんですか?」と聞かれるのを予想して、淡路島ネタを披露する準備をしていたところ(脳内で)、意外なことに、すね毛の話をふられた。
「あの速い自転車に乗ってるんですよね?アスリートってタイプのやつ。すね毛はどないしてます?」と。

「どないもこないも、放置してます」としか答えようがないのだが、ちょっと待て。
ここは酒の席だ。
会話を構築しなくてはいけないと思い、「すね毛を剃るメリットを俺は感じない」という話をした(その内容は、前回の記事とほぼ一緒)。

話し相手は、「うんうん」と頷きながら、俺の話を聞く。
別に、たいした話でもないのにね。
一通り話終え、芋焼酎を口に含む。
それが五臓六腑に染み渡った時(←ちょっと言ってみたかった)、「僕とは考え方が逆ですね」と言われた。

彼は、ランニングが趣味で、マラソン大会には出たことはないが、マイペースに楽しんでいるらしい。
勝負はしないが、趣味として楽しむ。
ロードに対する俺のアプローチと同じで、親近感を覚えた。
ただ、「すね毛剃る派」と「すね毛剃らない派」で、意見は別れる。

「ここで、つばぜり合いが始まるか」と俺は覚悟したが、穏やかな彼の主張に、俺は丸め込まれる。
「ネットの情報は、同じ競技を志す先人たちの経験、そしてアドバイスと素直に受けとめて、僕はすね毛を剃りましたよ」なんて言われると、剃らない派の俺は、まるで素直ではないみたいじゃないか。

まぁ、開き直るわけじゃないが、俺は素直じゃない。
自覚している。
若い頃、仕事で理不尽な指示をされると、やりきれない気持ちを自分の中で処理できないタイプだった。
「それ、おかしいやんけ!」とふて腐れていた。
その度に、俺の様子を見た上司から、「素直になれ」と説教。
上からしたら、素直に従う者ばかりの方がコントロールしやすいので、そう指摘した面もあると思う。
ただ、「お前の感情はお前の都合であって、そこに付き合ってくれない世界の中でお前は生きてるんやで」と、上司は教えてくれた面もあると思う。

うん、わかった。
素直になってみよう。
メガネをかけたデブ上司の顔をふと思いだし、俺も「すね毛剃る派」に転向しようと思った。
素直に人の意見を聞き入れて、何かが変わればいいじゃないか。

俺は、ネット通販で、Panasonicのボディシェーバーを注文した。

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