(836)ある休日の話~サイクリングにプロレス観戦、SHIMANO SQUARE~その3

プロレス団体「GLEAT」を観戦しにステラホールを訪れたが、「最悪や…」。
席に着くと同時に絶望的な気分に。
「おい…、リングの上が見えへんやんけ…」
「前の人の頭が邪魔で、リングの上が見えへんやんけ…」

考える。
2時間興行と仮定した場合、俺は2時間も知らない人の後頭部を見続けるのか?
どう考えても時間の無駄だ。
また、チケット代は¥4,500。
知らない人の後頭部を見続ける作業に、金を払う価値があるのか?
どう考えても無い。
「何マニアやねん?」だ。

「うわぁ…」
ただ呆然と、見えないリングに目を向ける。
「あぁ…」
自然と、「俺の給料を時給換算した場合、¥4,500稼ぐには何時間かかり、どれだけの苦労をするか?」。
そこに意識が向かい、答えが出たところで、自分の愚かさをひしひしと感じた。

そう、俺は愚かだ。
リングの見えない席を買った俺は、あまりにも愚かだ。
すべて、愚かな俺ひとりが悪い。

視界を遮る、前の人は悪くない。
彼は、自分の席に座っているだけ。
何の非も無い。
また、試合中、頭の位置を動かしていたので、彼は彼で見えにくかったのだろう。
俺と同じ境遇。
責める気にはなれない。

プロレス団体「GLEAT」も悪くない。
今のご時世、コロナ…コロナ…コロナ…だ。
席の配置において、間隔を空けるよう苦労した結果、こうなったのだろう。
やはり、責める気にはなれない。

結局のところ、悪いのは俺だ。
何故か?
聞いてくれ。
俺にはふたつのモットーがある。
ひとつ目は、「焼肉屋において、上や特上と記されたメニューは注文しない」。
ふたつ目は、「プロレスのチケットを買う際は、一番安い席を選ぶ」。

今回、一番安い¥4,500のチケットを買った。
リングの見えない(見えにくい)チケット。
それは、初めてではない。
今までも何度かあった。
会場にいるにも関わらず、選手がリングに叩き付けられる音のみで試合を想像する…しかない経験が、何度かあった。
正直、アホらしい。

そこで、チケットを予約する際、会場と座席表を確認する習慣が身に付いた。
例えば、一番安い席が2階席の場合、リングからは遠いが、傾斜のおかげで、とりあえず見える。
1階席しかない会場でも、最後列の席ならOK。
立ったり中腰の姿勢で観戦しても、後ろの人に迷惑を掛けない。
今回は、1階席しかない会場で、最後列の席でもなかった。
予約した際に、「買わない」と判断を下すべきだった。

「迂闊やったなぁ…」
プロレス観戦のブランクが半年ほどあるため、会場と座席表の確認を忘れていた俺。
やはり、俺が悪い。
愚かすぎる。
ひとり落ち込んでいると、「カーン」。
ゴングが鳴った。

つづく

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