(944)三重県から来たロード乗りの客人~武庫川団地と鳴尾浜~

武庫川を渡り、西宮市に入った。
そこから少し南下し、武庫川団地へ。

武庫川団地。
まぁ、住人ではない俺にとって、特に用事も無く、訪れる機会が無いに等しい団地だ。
しかし、ちょっとした親近感もある。
近所の飲み屋で、たまたま隣に座った人と話が弾み、「この辺の人ですか?」などと聞くと、「うち?うち、ムコダン(武庫川団地)」。
そう答える人が、ちょくちょくいるのだ。
また、今の飲み友達の中でも、以前は武庫川団地に住んでいた人もいて、「あの団地は、陽気で酒好きな人が多いんかな?いいねぇ」と思う(実際のところは知らん)。

「ブログに掲載する用の写真を撮っとこか」
脚を止めて、スマートフォンを構える。
と、Sさん(三重県在住 40代 男性)も隣でパシャパシャ撮っていたので、「あそこに電車があるん、見えますか?」。
話し掛ける。
「阪神電車の古い車両なんですけど、展示されてるでしょ?」
まぁ、俺にとっては、通勤で乗りまくった車両。
何も珍しくはないが、「一応、観光スポットらしいもんを伝えといた方がええかな?」。
そう思い、道路の反対側に指を差した。
「えぇ、まぁ、あの電車は、えぇ、あそこから地下を走るんですか?えぇ」
「いや、展示してるだけで、走らないと思いますけど」
西宮市は、大阪市や神戸市と違い、地下鉄は走っていない。
そんなに都会でもない。

さらに南へ進み、鳴尾浜。
前日、Sさんと飲んでいる時にコースの話となり、「鳴尾浜には阪神の2軍の施設がありますけど、寄ります?」と提案したところ、「えぇ、寄ります。えぇ」。
「新西宮ヨットハーバー」は却下されたが、「鳴尾浜球場」は採用された次第です。

「う~ん」
鳴尾浜球場を訪れたのは、今回が初めてではない。
おそらく、ロードバイクに乗って5回は訪れている。
ただ、いつも殺風景。
まぁ、2軍の試合がある日なら、ゲームや観客の熱気を感じられる…かも知れないが、何も無い日は何の感動も覚えない。
門の外から中を覗いても、何も感じない。
もしかして…だ。
目を閉じて、若手選手が必死になって練習する様を想像すれば、心が熱くなるかも知れないが、そんな想像力も無い。
俺には。

いや、そもそも、俺は阪神ファンではない。
もう阪神ファンではない。
去年のシーズンで、呆れ果ててしまった。
本当にね、心の底からアホらしくなったのだ。
「阪神に関わると、時間と金を無駄にする」
それを学び、俺は今を生きている。

まぁ、いい。
それはいい。
「Sさん、こっちこっち」
次は2軍寮へと向かった。
選手の出入りや、出待ちをするファンもいないため、どうも落ち着いた雰囲気。
「おい!井上!井上!聞いてるか!?早く1軍に上がってこい!ファンはな、右の長距離砲が育つんを待ってるんや!」
以前の俺なら、寮に向かって、そう叫びたい衝動に駆られただろうが、違う。
今は違う。
もう、俺は阪神ファンではない。
「阪神」と名の付くものに金を落としたくない。
ただ、阪神沿線に住んでいるため、普段の生活において阪神電車に乗らなければ、いろいろと不都合がある。
不本意ながら、日々、阪神電車の切符を買っている次第です。

つづく

いつも読んでくれて有り難うございます。
これからもだらだらと書きますが、一応、自分(書く側)にとっての山場があります。
今のペースだと10話近く先になりますが、忍耐力を持って読み続けてもらえると嬉しいです。
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