(949)三重県から来たロード乗りの客人~自販機の魅力を感じた時~

石田鶏卵に着いた。
店の前に置かれた、レトロな自販機でうどんかそばを買う前に(俺は食わんけど)、ロードバイクを駐輪したい。
壁に立て掛けたい。
しかし、壁一面に自販機が並んでいるため、スペースが無い。
「しゃーないなぁ」
自販機と自販機の隙間に、ロードを押し込む俺とSさん(三重県在住 40代 男性)。

「Sさん、(店の)中で卵を売ってるみたいなんで、うどんかそばに乗っけるんやったら、先に買っといた方がええんちゃいますかね?」
「えぇ、まぁ、卵は×××でいらないかな。えぇ、×××で×××。×××で×××かな。ふふふ」
繰り返すが、この人の喋りは、随分と聞き取りにくい時がある。
また、俺に向かって話しているのか独り言なのか、判断が難しい時もある。
まぁ、どっちにしろ、大した話をしていないようなので、こちらとしても深く追及しない。

と、背後からおっさんの大声。
「あっついなー!あっつい!あっついなー!」
うどんの容器を持ったおっさんが、少し離れた位置に立つ奥さん(?)の方へ向け叫んでいる。
「あっつい!あっついわー!あっつい!あっつい!」
「あつあつや!うどん、あつあつや!」
「うまい!うっまいわー!うまい!これ、うっまいわー!」
「あっつ!あっつい!」
「うまい!これ、うまい!」
「あっつ!あっつ!」
「あっつ!これ、あっついわー!」
「うまい!うっま!」
「あっつ!」
「あっつ!」
おっさんを眺めながら、「なんちゅーテンションやねん?」と思う。
また、もしも…だ。
自分の感じたことをいちいち大声で叫ぶおっさんが、同じ家にいたら…。
ほんの少し想像しただけで、俺は身震いした。

Sさんとふたり、うどんとそばの自販機へ向かう。
ブログに掲載する用の写真を撮っておきたい。
自販機の前でスマートフォンを構える。
と、そばのボタンには「売り切れ」のランプが点灯しているではないか。
「Sさん、そばはあかんみたいですね」
「えぇ、うどんを食べます。えぇ」

自販機に230円を投入するSさん。
うどんが出来上がるまで30秒ほど待つ。
まぁ、俺は食べないので、「暇やなぁ」と思い、うろうろ。
自販機に囲まれた、店の周りをうろうろ。

「何やこれは?初めて見る缶コーヒーやな」
「何や、えらい胡散臭いエナジードリンクもあるなぁ」
自販機の数が多いだけあって、品揃えも豊富。
「カップ麺の自販機もあるわぁ」
「おぉ…」
何だろう?
そこら辺のコンビニで置いているようなカップ麺が、自販機で売られていると、異常なぐらい美味そうに見える。
「あっ」
以前、サービスエリアでも同じ心境に陥ったような。

つづく

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