(956)三重県から来たロード乗りの客人~サイクルセンターサンワへ向かう~

「えぇ、まぁ。昨日、飲んでる時に、krmさんが言ってた自転車屋に寄りたいんですけど。ふふふ」
信号を待っていると、背後からSさん(三重県在住 40代 男性)が話し掛けてきた。
「自転車屋?何のこと?」
そう思うと同時に、信号は青に。

クランクを回しながら、昨日のことを回想する。
確か、尼崎で酒を飲みながら、こんな会話を交わした(はず)。
「Sさん、前に会った時、仕事の都合で引っ越すって言ってましたよね?」
「えぇ、同じ三重県内ですけどね。えぇ」
「もう、今は引っ越しを終えて、新しい家に住んでるんですか?」
「えぇ、まぁ。えぇ」
「今の環境はどうですか?近くに走りやすいコース、あります?」
「えぇ、走りやすいコース…ですか。まぁ、どこへ行くにも山を越えて…なので、登りが嫌いな自分としては、えぇ。困ってますね。ふふふ」
「自転車屋はどうですか?大きい自転車屋、あります?」
「いえ、まぁ、無いですね。前の家も、近くには無かったので、車体もパーツもネットで買っていましたが、えぇ。これからも買い物はネット通販ですね。えぇ」
「現物を見ずにネットで…は、ちょっと辛い環境ですね」
「えぇ、まぁ。ふふふ」
「よかったら、どうでしょう?近くに大きい自転車屋があるんで、時間があったら寄ってみます?」
「えぇ、はい」

ちなみに、「大きい自転車屋」とは、「サイクルセンターサンワ」。
尼崎、西宮、芦屋など、大阪と神戸に挟まれた地域では一番大きな店だと思う(他の店舗は調査はしてないけどね)。
ここは、本館、西館、東館に別れており、それぞれの売場には、商品が所狭しと並べられ、まさに「宝の山や…」だ。

信号が赤に変わり、左足を路面へ。
「あの自転車屋の件ですが」
振り返り、Sさんに声を掛ける。
「自分は店の外でロードバイクを見張っときますんで、Sさんひとりで入店して下さい」
「えぇ、まぁ」
「一応、盗難には気を付けたいんで」
「えぇ」

「もう少しで尼崎に入ります。自転車屋も近いです」
「えぇ、えぇ」
信号が青になり、走り出す。

さて、Sさんと行動を共にするのも、あと僅か。
サイクルセンターサンワに寄って、Sさんの車がある駐車場へ向かい、お別れ。
その後、俺には仕事の予定が入っている。
「出社前、家に帰って風呂に入ろか」
「で、出社して、プロジェクトの人らのメールに目を通して、報告書を書く…と」
「30分も掛からんな」
「そんで、取引先に報告書を送付して、電話でも説明して、まぁ、今日はそんなところか」
「あ、ブログの更新もせなあかんな。下書きは終わってんのに放置してるわ」

脚は回しているが、頭の中は次のフェーズ。
Sさんの存在を忘れてしまいそうになった。
我に返り、「あぁ、右手に見えるわぁ」。
サイクルセンターサンワに着いた。

つづく

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