(995)ライド後に天下一品へ-1

「帰ってからラーメンでも食いに行こかぁ」
クランクを回しながら、ぼんやりと考える。
「どの店に行こかぁ?」
数年前の俺なら、美味いラーメンを求めて電車に乗って…だったが、もうそこまでの熱意は無い。
「近場で開いてる店はどこやろ?」
サイコンに目をやり、時間を確認。
「近場で通し営業してる店はどこやろなぁ?」
脳内にラーメン屋リストを表示。
「天下一品やな」

ショッピングモールのフードコートに入っている、「天下一品 ららぽーと甲子園店」。
なるべく客を待たせない工夫か、麺は細麺のみ。
これがこってりスープに絡み、他の天下一品よりもこってり度合いが高い(気がする)。
まぁ、いい。
こってりなのはいい。
本来なら、歓迎すべきことだ。
しかし、問題がある。
問題が、俺側にある。

夏バテで食欲不振。
「こってり 並」を注文したのはいいが、途中で「気持ち悪なってきたわ…」となり、残す懸念がある。
また、年齢的な問題か、全盛期の勢いで食える自信も無い。
かつて、俺の愛する「天下一品 堂島店」に通っていた時は、唐揚げ定食(ラーメンはこってりで)をガツガツ食っていたが、今は無理だろう。
年齢的に。
それに、堂島店、潰れた。

まぁ、いい。
堂島店はもういい。
今、俺が考えるべきこと。
それは、「こってりの並を食い切れるか?」だ。
もしかして、この記事を読むあなたは、「それやったら、こってりを選ばんかったらええやろ?」。
そう思ったのかも知れないが、ちょっと待ってほしい。
確かに、あっさりも屋台の味も味噌もある。
しかし、こってり以外を選択するなら、天下一品に行く意味が無い。
そう、「天下一品=こってり」なのだ。
繰り返す。
「天下一品=こってり」なのだ。

とは言いつつも、不安がある。
俺は夏バテで食欲不振。
「こってり 並」を注文したはいいが、途中で「気持ち悪なってきたわ…」となり、残す懸念が…と、話がループしそうなので進めたい。
とにかく…だ。
こってりを注文し、体調と相談しつつ計画的に食っていこう。
また、「最悪、スープは残してもいい。麺だけ食い切ればゴールや」。
そう思えば、不安が少し和らいだ。

「帰ってから風呂に入って、天下一品へ…やなぁ」
「OK」
クランクを回しながら、ひとり頷く。
と、「うわっ」。
結構なスピードで真横を走り行く車が気になった。
「ちょっと怖いわぁ」
とりあえず、歩道へ逃げる。

まぁ、いい。
歩道へ逃げるのはいい。
が、急におかしくなった。
脚を回しても進まず、空回りしている感じ。
「何やろ?」
下を向くと、チェーンが外れていた。
きっと、車道から歩道への段差を越えた時に…だろう。

サドルを降り、ハンドルを押して歩く。
人に迷惑を掛けない適当な場所で、チェーンをギアに引っ掛けたい。

つづく

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