(254)さいたまクリテリウムを含む、最高の関東旅行。~新城幸也選手~

「東京駅に着いたら、埼玉行きの電車に乗り換える前に、まず駅弁売場に行こう」。
新幹線の中で、ニヤニヤする俺。
東京駅で、どうしても買いたいもの、食いたいものがある。
以前、テレビだったかネットで知った、「国技館 やきとり」。
正直に言うと、俺は、「お前、ほんまに日本人か?」レベルで、相撲のことがわからない。
子供の頃から、まわりで友達が相撲の話をしていても、俺には何のことかさっぱりわからなかった。
まぁ、天龍源一郎選手や北尾光司選手のような、角界からプロレス入りした選手のことは知っているのだが。
そんな俺でも魅力を感じた、相撲観戦のお供、「国技館 やきとり」は、両国国技館だけではなく、東京駅でも売ってるらしい。
絶対、買わなくてはいけない。
ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムの後、俺は後楽園ホールでプロレス観戦する予定。
ビール片手に国技館やきとりを食いながら、熱いファイトを見つめたい。
想像するだけでトキメク。

新幹線は、新横浜から品川に向かって走っている。
そして、俺の魂は、既に東京駅の駅弁売場をさまよっている。
のだが、「しまった!」。
焦って切符を確認する。
「あぁ…。迂闊だった…」。
俺は、品川で降りる切符を買っていた…。
東京駅以外で買える売場はないか、ネットで調べたところ、上野駅でも置いているようだ。
さいたま新都心から、後楽園ホールがある水道橋に向かう際、上野駅の駅弁売場に寄って買うことにしよう。

品川で乗り換え、さいたま新都心に着いたのは16時前。
予定よりも遅れている。
クリテリウムレースも、とっくに始まっている。
「焦ればよかった…」。

さいたまクリテリウムは、市街地を周回するレースだ。
コースは、さいたま新都心の駅をまたいで、東西に広がる。
初めて観戦する俺としては、どこがベストな観戦ポイントかわからない。
公式サイトの観戦ガイドを見て、とりあえず、スタートとフィニッシュの地点に向かって歩く。
と、歓声が聞こえた。
ふとコースに目をやると、高速で走る集団。
普段、サイクリングをしている時や、道を歩いている時に、とんでもなく速いロード乗りを見掛けるが、プロロード選手はさすがだ。
レベルが違う。
本当に一瞬なのだが、その一瞬に見とれてしまった。

ちょくちょくコースをチェックしながら、見やすい場所を探したが、沿道は早くから来たファンでいっぱい。
「来年は、朝のはよから来なあかんなぁ」。
教訓になった。

前に並ぶファンの頭と頭の間から観戦する。
レースの状況がまったくわからなかったが、歓声が聞こえる度に、「お、こっちに向かって走ってきたか!?」。
集中して、知らん人の頭と頭の間からコースをのぞきこむと、選手が駆け抜けた。
ほんの一瞬。

俺にとっての見所は、チーム・ユンボ・ヴィスマ。
ネットの記事で、Bianchiの偉いさんが、「市販品のチェレステは発色が良いようにしている。プロチームには、発色は抑え気味で供給している」みたいなことを言っていたので、チーム・ユンボ・ヴィスマの選手が乗るフレームを生で観て、どんなものなのか確認したかった。
のだが、一瞬すぎてわからない。
また、チーム・ユンボ・ヴィスマといえは、プロモシュ・ログリッチェ選手。
ちょっと前のブエルタ・ア・エスパーニャにおける個人総合優勝の証、マイヨロホ(赤のジャージ)を身に纏って走る。
その姿を目に焼き付けたかった。
ただ、一瞬すぎて…。

終盤、「ここにおっても観にくいわ」と思い、それまでいた場所を離れてふらふらしていると、大型スクリーンがあるではないか。
「この先でフィニッシュ!勝負がつく」という局面で、大型スクリーンに映し出されたのは、ユキヤ。
「マジ?」。
新城幸也選手だった。
「勝てる!」。
まわりの歓声が大きくなった。

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