(255)さいたまクリテリウムを含む、最高の関東旅行。~勝った!~

さいたまクリテリウムのフィニッシュ。
新城幸也選手。

新城選手は、日本では数少ない世界に通用する選手だ。
ヨーロッパ中心のロード文化において、そして、グランツールと言われる世界最高峰のレースにおいて、日本人で一番活躍し、結果を残している。
その新城選手が、俺の応援するチーム・ユンボ・ヴィスマのプロモシュ・ログリッチェ選手を抑え、チーム・イネオスのエガン・ベルナル選手も抑え、トップで駆け抜ける。

「これまでのさいたまクリテリウムは、強力な外国人選手が優勝してきたけど、まさかユキヤが勝つんか!?」。
俺も沿道の観客も大興奮。
「勝った…」。

俺の観戦を妨げていた観客が、帰り支度をする。
みんな、駅の方に向かって歩きだす。
俺もその波に流されそうになったが、チームのメンバーにお土産だ。
グッズ売場に行こう。
としたが、目と鼻の先にあるグッズ売場は、コースを挟んで向こう側。
レース終了直後なので、コースになった道は、まだ開放されていない。
「面倒くさぁ。遠回りせなあかんやんけ」。

ひとり、とぼとぼ歩きグッズ売場に近付くと、焼きそば屋やカレー屋が出展されているではないか。
「しまったぁ。これ食いながら観戦したかったわぁ」。
他にも、ウェアのメーカーや販売店もあった。
お目当ての、さいたまクリテリウムオフィシャルグッズ売場を見つけ、「さぁ、買い物をしよう」と思ったが、困った…。
売場の前で悩む。
あらかじめ買おうと思っていた物が、既に売り切れていたのだ。
「しゃあない。まぁ、これでええか。実用性もあるし」と、2,000円のフェイスタオルを3つ買った(俺が使う分も含めて)。

「今から電車に乗って、上野で国技館やきとりを買って、水道橋に出てから後楽園ホールやな」。
「少し時間に余裕があるな」。
スマートフォンの乗り換えナビアプリを見ながら、さいたま新都心駅に向かって歩く。
前を行く若い兄ちゃん、姉ちゃんの3人が、ちんたらと広がって歩いているせいで、なかなか前に進めずイライラ。
ただ、後から考えると、この兄ちゃん達が俺の歩行速度を遅めたおかげで、奇跡の出会いに繋がったのだ。

駅に着き、切符を買って改札をくぐり、ホームに降りる。
階段を降りた所で電車を待つと、後から降りてきた人の邪魔になるので、その場所から離れようと、ふらふら歩いた。
「この辺でええかな」。
俺は足を止め、ふと次の階段に目を向けると、どこかで見たような外国人がいる。

「あれ?俺、あの人知ってるわ」。
気になって外国人に近寄る。
すると、まわりから、「えー!」とか「おー!」と驚きの声が聞こえてきた。
外国人まで約2mの距離にいる俺も、「うおおー!!」と叫びそうになった。

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